病気と疾病!

東洋医学は体の不調を「病気」と言います。病気とは読んで字のごとく気を病むことです。
東洋医学では、病気は邪気が原因で起こると解釈します。気には色々な気が有って「正気」
「邪気」「衛気」などがあり、それぞれの気にはそれぞれの作用があります。

しかし、近代西洋医学では、「気」の存在を認めませんので「病気」も存在しません。体の不調は病気ではなく「疾病」と言います。疾病することを罹患と言います。このように東洋医学と西洋医学は医学用語も異なります。

現代は、一般には疾病と言わずに病気と言われていますが、我が国は長い東洋医学の歴史がありますので一般社会は「病気」という言葉を使用しています。