日本未病医学会は、医学とは、エビデンスに基づく科学であることを考えると医学は近代西洋医学により治療を進め、その補完として補完医療を実施することが良いと考えます。代替医療により近代西洋医学の治療の機会を失わせたり遅延させてはならないと考えます。
しかし、近代西洋医学の医師も臨床事例により簡単に諦めてしまう傾向にあります。命は同じ命は存在しないと考えます。人により免疫力も生命力も少し異なると考えるからです。多くの従来の患者が近代西洋医学にる治療が不可能であっても、今目の前にいる患者は治療が可能かも知れません。無理、できない等の結論を出すのは簡単です。できない理由を挙げるのではなく、治療できる方法を考える医師の姿勢が欲しいものです。そこに補完医療も並行して研究を進めて欲しいと願います。
「統合医療とは、いわゆる「統合医療」は、近代西洋医学と相補(補完)・代替療法や伝統医学等とを組み合わせて行う療法であり、多種多様なものが存在します。」(厚生労働省サイトより)
統合医療も時代の流れかもしれません。しかし、代替医療と補完医療は区別すべきと考えます。なぜなら、原則として代替医療とは近代西洋医学に代わる医療で、補完医療とは近代西洋医学の不足分を補完する医療だと考えられます。
近代西洋医学の不足部分を補う「補完医療」が求められる時代が来ているのです。
日本未病医学会は、統合医療を推進したいと考えますが、統合医療は近代西洋医学と補完医療との医学体系と考えます。