真の未病学は東洋型保健管理

日本未病医科学会のサイトにご訪問ありがとうございます。このサイトは未病医科学研究者と一般の方を対象とした未病医学情報提供サイトです。各Linkをさせて頂いていますが、不都合がある場合はお申し出ください。削除致します。サイトの転写はお断りします。(転写すると著作権法違反になります。)

未病の正しい概念を求めて「未病医科学」へ!
日本未病医科学会は、㈳日本実践学術総合会議に学術研究団体として登録し、未病を医科学との関連で研究し、「未病医科学」の学問体系の確立を目指します。
未病の概念は、東洋医学から派生して現在に至っています。しかし、既病を含まない「純粋未病学」から考えたとき多数説(通説)が主張する未病概念には賛成できません。現在、その未病の矛盾概念が伝播され正しい未病概念が普及されていないことは大変に残念です。当学会は、正しい未病概念を確立し、サイエンスとしての「未病医科学」にまで発展させたいと考えます。当学会は、未病研究を行うことは当然としてエビデンスを重んずる強い意味で「未病医科学」を研究対象としました。東洋保健医学である「未病医科学」を研究、普及し我が国国民の保健医療に貢献したいと考えています。


未病とは!
「検査数値が異常値に近い心身の状態又は健康に害を与える可能性のある生活習慣を続けている心身の状態を言う。」と日本未病医科学会では定義します → 未病とは!


未病の起源と未病、既病について!
「未病」の言語は、日本語ではなく中国語です。「未病」の言語は2000年前の中国の医学書「黄帝内経」に書かれていました。それによると「病気に向かう状態」を未病としています。すなわち病気になる前の心身の状態が未病なわけです。「未だ病にあらず」ですから当然だと思います。未病の対語は既病(きびょう)ですが、自覚症状が無くても検査値が異常であれば既病です。検査値が正常値であっても自覚症状(主訴等)があればやはり既病です。検査手法等は完璧ではなく検査に出ない病気も多くあります。 未病とは! こちらをクリック

未病を正しく解釈しなければ国民の保健管理は正しく推進できません。国民医療費も膨らむばかりです。もちろん、未病と病気の境目も間もありません。健康、未病、病気と区別ができにくい体の状態の流れの中で未病概念も存在します。しかし、検査結果が異常、自覚症状が有る心身の状態は明らかに病気で未病ではありません。既病なのです。既病の前に未病の段階で改善することこそが重要なのです。治未病とは病気になる前に治すことです。(ここでの「治す」とは、「治める」こと即ち「管理する」ことです。)


東洋医学と近代西洋医学と統合医療と!
医学は、大きく分けて近代西洋医学と東洋医学があります。東洋医学は中医学が中心でその歴史は古いですが、どこまで宗教でどこから医学かは分けることができません。しかし、人類が生存し始めて間もなく中医学は始まったようです。東洋学術出版社の「中医学史年表を参考に掲載します。中医学史年表(東洋学術出版社版)
東洋医学の中心である東洋医学は中国で発展し日本に伝わってきました。第二次世界大戦終了まで我が国は近代西洋医学と東洋医学が両立していました。しかし、GHQの命令により大学医学部を卒業した者のみを医師と認め、医学専門学校は廃校や大学医学部へを組織替えさせられることを余儀なくされました。そして、戦後、近代西洋医学は我が国の医療に大きな貢献をしました。しかし、近代西洋医学でもどうすることもできない壁に多くぶつかり東洋医学が見直される傾向が出てきました。
近代西洋医学と東洋医学の大きな相違は、近代西洋医学は、疾患の局所をいかに治すかで対処療法に徹しています。しかし、東洋医学の考え方は、対処療法のみではなく病気の原因は体全体にあると考え、体の血の流れ及び気の流れ等を治療することに努めます。また、「未ダ病ニアラズ」=「未病」という概念が存在し、未病のうちに治して「既病」にさせない医療も、強い予防医学としての東洋医学があります。
このように近代西洋医学と東洋医学は根本的な考え方が異なります。そこで、この両医学を体系的に治療することができないかが考えられ、両者を統合した「統合医療」の概念が生まれます。統合医療は近代西洋医学と東洋医学等(代替医療、補完医療等を含めて)を併用するのではなく、両医学を体系的に捉えて治療する方法を取ります。まだまだ、研究の段階で臨床に応用できる段階になっておりませんが、絶対条件としては迷信を廃止、エビデンスに基づく医療に徹しなければならないと考えます。


「日本未病医科学会」名称について!
当学会は、一般社団法人日本未病研究学会、日本統合医療系連合学会、全国消費者協会、東京経済人同友会等の支援を受けて、「純未病」から発展させて「未病医科学」を研究し、エビデンスに基づく東洋保健医学としての「未病医科学」の学問体系の確立を目指し設立されました。医学には、治療を研究する狭義の医学と予防を含む広義の医学があると考えます。当学会の未病医科学は広義の医学で予防医学の東洋型と考えます。


学問の自由と結社の自由!
学問は自由であり、どのような主張をしても良いと考えますが、他者を誹謗したり第三者に誤解を与える発言や意見は慎むべきと考えます。学問の自由は結社の自由と伴に有り、未病関係学会が幾つかある中で、あえて「日本未病医科学会」を名乗ったのは結社の自由と学問の自由を強く主張したいことも目的の一つでした。学問は、特定の人たちの独占分野のものではなく学問の自由と結社の自由は憲法で保障された基本的権利です。このようなことを明記している学会は存在しないと思いますが、新たに学会ができると目くじらを立て妨害を企てる大きな未病関係の組織が存在します。情けない世界が未病学界の世界であることも知って頂きたいと思います。ここに多くの未病関係団体、医療系団体、経営団体、消費者団体等の支援を受けて設立できましたことに深く感謝いたします。


代替医療、補完医療、統合医療等に思うこと!
近代西洋医学は、疾患の対処療法を行います。治療方法はエビデンスに基づく科学的治療です。しかし、代替医療、補完医療は、多くの場合エビデンスに基づかない場合があり、近代西洋医学の治療を受ける機会を失わせてしまうことさえあります。医学は科学でありエビデンスに基づかない医療は迷信でしかありません。当学会は、東洋保健医学ですので、必ずエビデンスを求めます。占い等に頼ることを致しません。歴史のある鍼灸の専門学校の中には資格取得のためのカリュキュラムに「占い」があることには驚きです。東洋医学は、近代西洋医学にはない素晴らしいところがあります。それは、対処療法のみではなく病気の原因を体全体に求め、病気の原因である根本的原因を追究する所にあります。しかし、鍼灸師の中には「私は隣にいる患者の病気を治すことができます。」と豪語する者もおります。危険な治療だと思います。


負(マイナス)イオン療法と波動療法について!
負イオン療法も科学的に解明されておらず当学会では治療に応用することを推奨しておりません。ただ、ネズミをマイナスイオンとプラスイオンの部屋にそれぞれ2匹ずつ入れるとマイナスイオンの箱の中では喧嘩をしないのですがプラスイオンの箱の中では喧嘩が始まった現象があり、生物にマイナスイオンが影響を与えていることは事実だと思います。しかし、マイナスイオンがどのような作用があるかは未知の分野で解明されていません。マイナスイオンで病気が治せると断定することは正しくないと考えます。波動治療についても科学的に解明されていません。エビデンスの基づく医学により治療することが大切と考えています。


鍼灸について!
鍼灸は、東洋医学の代表的治療手技ですが、未だ科学的に解明されていません。しかし、医療的効果のあることはわかりつつありますのでWHO(世界保健機関)においても鍼灸の効用が認められている部分もあります。どのツボにどの太さの針を何分させばどのような効果があるかを究明する必要があると考えます。中国においてはどのツボが医学的にどのような効果があるかを研究していますが、我が国の医学界では鍼灸のツボはほとんどが認められていません。整形外科の領域において一部認められている疾患もありますので医師の同意があれば保険適用になります。これからの研究課題だと考えます。


柔道整復について!
柔道整復も中国から輸入された医療技術ですが、現在の医学界では余り認められていない手技と言えます。しかし、骨折を手術をせずに徒手整復により治す手技は素晴らしいものだと考えます。また、柔道整復は、医業類似行為ではなく整形外科の部分で限定された医業だと考えます。(限定医業と言えると思います。)小泉内閣の時に厚生省は国会答弁において柔道整復は医業である旨を認めております。今後の課題ですが、携帯用レントゲンの許可を柔道整復師に与えることが必要と考えます。資格の職域は資格者の保護ではなく国民の利便のために制度化すべきと考えます。


日本未病医科学会は、多くの団体、企業様のご協力により設立できました。「未病医科学」の学問体系の確立と正しい未病の普及に努めさせて頂きます。今後ともご指導、ご支援を宜しくお願い致します。日本未病医科学会役員一同  協力団体等 ←


日本統合医療系連合学会加盟/    ㈳日本国際医療研究交流機構指定
㈳日本臨床医学情報系連合学会加盟/ 日本未病医学系学会連合加盟


〒194-0022町田市森野2-27-17ブルーCP205
The Japanese Oriental Health Care Society
電話:042-785-5697  協力団体こちらを→



   JOHC  日本未病医科学会


→ → お問い合わせは下記をクリックしてフォームからおねがいします。
電話:042-785-5697
(会員専用)お問い合わせ   :(報道又は会員外の方)お問い合わせ


東大附属前学術振興センターLLPlink
同センターは、多くの学術団体の事務局を受託しています。
日本未病医学会は、同センターに事務局を委託しています。


協力研究学術団体等:
日本未病研究学会   
日本保健医療学会  日本臨床医療カウンセリング学会 日本臨床医学情報系連合学会  国際未病医学会 日本未病医学会


下記は未病医学等に関する研究に関わる公的サイト情報を掲載します。


論文検索LINKはこちらから ↓ 
IRDB   学術リポジドリデータベース

 国立情報学研究所


下記は統合医療に関するリンクです。


厚生労働省の「統合医療」のあり方に関する検討
2012年3月26日 第1回「統合医療」のあり方に関する検討会議事録
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000029z6o.html

厚生労働省 「統合医療プロジェクトチーム」第2回会合
https://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/04/s0426-9.html

厚生労働省 「統合医療プロジェクトチーム」第1回会合
https://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/02/s0205-17.html

平成29年度「統合医療」に係る情報発信等推進事業 実施団体の公募についてhttps://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000156171.html



統合医療情報発信サイトLINK

 


 臨床研究情報ポータルサイトLIN

 


下記サイトは「未病医学」等を科学として考える時に大変に参考になります。特に医学は迷信であってはなりません。疑似科学を科学的に考えて見ましょう。
「疑似科学を科学的に考える」 明治大学科学コミュニケーション研究所LINK

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